こんにちは!studioたみのこのたみよしです!
今回はPremiere Pro & After EffectsのTipsの紹介です!
動画編集中に必ず利用しているであろう機能の1つだと思います。
「セーフマージン」
プレビュー画面に表示される線のことですね。

みなさんはセーフマージンについてどこまで知っていますか?

実はデフォルトの線って昔の基準で今の映像制作における基準とは違うって知ってますか?
今回はこのセーフマージンについて徹底的に深掘っていきたいと思います!
この記事の結論はこちら!!
- セーフマージンとはこの線の中であれば見切れませんよという目安の枠線
- 内側の線がタイトルセーフマージン、外側の線がアクションセーフマージン
- 現在はタイトルセーフマージンが90%でアクションセーフマージンが93%。YouTubeは100%でもOK!!
セーフマージンとは?
テキストの挿入や編集の際に表示される、2 つの枠線(ガイド線)は「セーフマージン」と呼びます。
テレビでの視聴を前提に動画を作成している場合、セーフマージンは非常に重要になります。
上記がAdobe公式サイトでの説明です。
セーフマージンは他にセーフティーエリア、セーフティーゾーンなどとも言われています。
Premiere Proではこちらの枠線

After Effectsではこちらの枠線

この枠線のことをセーフマージンと呼びます。
それぞれの線の名前
この線にはそれぞれ名前がついています。
Premiere Proでいうと

- 内側の線がタイトルセーフマージン
- 外側の線がアクションセーフマージン
After effectsでは

一番中心に近い線から
- センターカットタイトルセーフマージン
- センターカットアクションセーフマージン
- タイトルセーフマージン
- アクションセーフマージン
です。
「テレビでの視聴を前提に動画を作成している場合」と記載されている通り、テレビで配信される映像・動画を編集するときに注意するべき枠線です。
一般的にテレビでは画像の外側の一部を使わずに中央に拡大して放映しています。
よってこれらの線を無視するとテロップの端が切れてしまう可能性があります!
大きく分けてタイトルとアクションの2つがあります。
- タイトルセーフマージン → テキストはこの枠内に収める
- アクションセーフマージン → テキスト以外の重要な項目はこの枠内に収める
という目安になっています。
Premiere Pro / After Effectsでの表示方法
Premiere Pro & After Effectsでセーフマージンを表示させる方法についてそれぞれ解説していきます!
Premiere Proでの表示方法
Premiere Proで表示させる方法は2つあります!2つご紹介します!
表示方法1
1.プレビューパネルの上で左クリック

2.下から6番目にある「セーフマージン」をクリックで表示
表示方法2
1.プログラムパネルにある赤丸の中のボタンを押す

2.ボタンエディターが出てくるのでその中にある図中の赤丸の中のアイコン「セーフマージン」を下の赤枠の方にドラック&ドロップ

3.セーフマージンを表示できるボタンが追加されたので以後クリックして表示

以上、Premiere Proでの表示方法でした!

表示非表示を素早くできるようになるので最初は手間ですが表示方法2がオススメです!
After Effects
続いてAfter Effectsでの表示方法です
表示方法
1.コンポジションパネルにある赤丸の中のボタンをクリック

2.表示されたリストの中から「タイトル/アクションセーフ」をクリックして表示

以上でAfter Effectsでの表示方法は終了です!シンプルですね!
セーフマージンの大きさ

デフォルトでは上記のように
- タイトルセーフマージンが80%
- アクションセーフマージンが90%
で設定されています。
が、果たしてこれで正しいのでしょうか?
実はこの数字、アナログ放送時代に設定されたもので、画面のアスペクト比4:3の時の基準なんです!
地上デジタル放送に変わりアスペクト比が16:9になった今のセーフマージンは以下のような設定になっています。
- タイトルセーフマージンが90%
- アクションセーフマージンが93%

昔に比べて使える範囲が広くなったことがわかります!
ちなみにAfter Effectsのセーフマージンで表示されていたセーフカットは4:3のディスプレイに表示されたときにセーフマージンとなる線です!
Premiere Pro / After Effectsでの設定方法
ではPremiere Pro / After Effectsでセーフマージンの数字をどのように変えるのか見ていきましょう。
Premiere Proでの設定
1.左上のファイルから「ファイル→プロジェクト設定→一般」を探しクリック

2.アクション及びタイトルセーフエリアの%で設定
以上で変更の設定が可能です!
After Effectsでの設定
1.左上の編集から「編集→環境設定→グリッド&ガイド」と選択

2.環境設定のグリッド&ガイドにあるセーフマージンから%を変更し設定

以上でAfter Effectsでの設定も完了です!
YouTube編集で気を付けるべきポイント
ではYouTube編集においてどう気をつければいいのでしょうか?
私自身の考えは
セーフマージン%
- タイトルセーフマージン90%
- アクションセーフマージン93%
を基本的には守るということです。
ただし、ディレクターやクライアントによっては80%、90%を求められる場合がある可能性もあるので最初の時点で確認しておくことがベストです!

また、YouTubeでは100%表示のため93%より外側だと見切れてしまうということはありません。
しかし最近はYouTubeでの動画がそのままテレビで使われることも増えてきています。

もし自分の編集した動画がテレビに出たら……
そんなことがあるかはわかりませんが綺麗に表示されるためにも最低限93%のアクションセーフマージンを守って編集しましょう!
おわりに
セーフマージンについて知識を深めることができたでしょうか?
きっちりとセーフマージンを守って編集することは綺麗な編集をする基本です!

テロップ長くなっちゃったけどセーフマージンから出てないかな?

テロップの位置、下過ぎないかな?
などなど、セーフマージンを表示して確認することで、どの媒体でも綺麗に見ることのできる美しい編集を目指しましょう!
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