【Premiere Pro Tips】エッセンシャルグラフィックスのテロップアニメーション方法の違い(ベクトルモーション/トランスフォーム/モーション)

こんにちは!studioたみのこのたみよしです!

今回はPremiere ProのTipsの紹介です!

たみよし

みなさん、テロップ入れには何を使っていますか?

レガシータイトル?エッセンシャルグラフィックス?

たみこ

私は大体エッセンシャルグラフィックスです!

それではエッセンシャルグラフィックスのテロップの位置やスケールを変更しようと思ったとき、それができる方法が3つあることをご存じでしょうか?


実は「グラフィックのベクトルモーション」と「テキストのトランスフォーム」と「ビデオのモーション」の3つがあります。

気づいている方も多いかとは思いますがこの3つの違いを明確に認識している方も少ないように思います。


今回はその3つの方法の違いをお話していきたいと思います!

最後にはどれを使えばいいのかも話しておりますのでぜひ最後までご覧くださいませ!

この記事の結論はこちら!!

  • アニメーションの方法はグラフィックのベクトルモーション、テキストのトランスフォーム、ビデオのモーションの3つ!
  • クリップ全体を動かすならベクトルモーション、1クリップ内に複数テロップがありテロップごとに動かすならトランスフォームを推奨

エッセンシャルグラフィックスのテロップ

まずはエッセンシャルグラフィックスのテロップについて簡単な説明です。


エッセンシャルグラフィックスは、Premiere Pro CC 2017以降に登場した新しいタイトル作成ツールです。

それまではレガシータイトルのみでしたが、レガシータイトルの基本的な機能はそのままにより軽く、使いやすくなった機能になります。

たみよし

レガシータイトルってちょっと重いし、別パネルで操作するから若干面倒。。。最近はバクも多め

ただ、レガシータイトルにできるグラデーションや光沢、テクスチャなどを用いて様々な装飾ができるのに対して、現時点ではエッセンシャルグラフィックスでこれらの装飾をすることはできません

ですので、シンプルなテロップを入れるのにピッタリなツールになっています。

たみよし

現在、PremierePro Beta 15.2.0 ビルド9にてエッセンシャルグラフィックスでもグラデーションの機能が追加されているようです!これからレガシータイトルでできることがエッセンシャルグラフィックスでもどんどんできるようになりそうですね!

アニメーションの3つの方法

さて、本題です。

エッセンシャルグラフィックスでテロップの「位置を動かしたい」「拡大縮小したい」といった場合、それを実現する方法は3つあります!

アニメーションの3つの方法

  • グラフィックのベクトルモーション
  • テキストのトランスフォーム
  • ビデオのモーション

の3つです!


それぞれ画面のここにあります。

  • グラフィックのベクトルモーションはエフェクトコントロールパネルの一番上
  • テキストのトランスフォームはエフェクトコントロールパネルのグラフィックの下、もしくはエッセンシャルグラフィックスパネルの上よりの真ん中
  • ビデオのモーションはエフェクトコントロールパネルの一番下

になってます!

次に、これらのパラメータを変えるとそれぞれどういう変化になるのかをお話していきます。

位置のアニメーションをした時の3つの違い

まず3つの違いを動画でまとめたのがこちらになります。

「テキスト 位置移動 テキスト」という2つのテロップが今回動かすテロップです。

たみよし

見ていくときには位置のパラメータを変更していきますね。これが一番違いがわかりやすいのです。

また、わかりやすくするためにスケールを90%にしています。

もう1つ前提として2つのテロップを1つのエッセンシャルグラフィックス内で作成しています。

グラフィックのベクトルモーション

まずはグラフィックのベクトルモーションから。


位置にキーフレームを打ってアニメーションさせると、

たみよし

2つのテロップが一緒に動いていますね。

画面外にあった文字もきっちりと表示されて動いています。

たみよし

青枠は2つのテキストをどちらも囲み、1つのものとして動かすことができることがわかります。

テキストのトランスフォーム

次にテキストのトランスフォームです。


2つのテキストの位置にそれぞれキーフレームを打ってアニメーションさせると、

たみよし

2つのテロップが別々に動いていることがわかります。

こちらも画面外にあった文字もきっちりと表示されて動いていますね。

たみよし

グラフィックのベクトルモーションとは違い、青枠は各テキストごとに囲まれていることから、2つのテキストが別物として動かせることがわかります。

ビデオのモーション

最後にビデオのモーションです。


位置にそれぞれキーフレームを打ってアニメーションさせると、2つのテロップが一緒に動いていることがわかります。

たみよし

しかし、これまでと大きく違うのは画面外にあった文字は表示されていないことです。

青枠は2つのテキストをどちらも囲み、1つのものとして動かすことができることがわかります。

しかし、グラフィックのベクトルモーションとは違い初めに表示されている時点の画像が移動しており、画面外にあった文字は表示されません

どれを使えばいいか?

結論から言うと、

たみのこオススメ

  • 全体を動かしたいときはグラフィックのベクトルモーション
  • 文字ごとに動かしたいときはテキストのトランスフォーム

を推奨します!

たみよし

ただし、文字ごとに違うエッセンシャルグラフィックスにするのであれば、どちらも変わらないので基本はグラフィックのベクトルモーションで動かすと覚えておけばいいでしょう!

まとめ

今回は

エッセンシャルグラフィックスのテロップアニメーション方法の違い(ベクトルモーション/トランスフォーム/モーション)

を見ていきました。

たみよし

細かい部分ではありますが、知っておくと役に立つ知識です!

意外と知らない人も多いと思うので知って差をつけていきましょう!


私たちはstudioたみのことして映像・WEB・写真の制作を行っております。

広報担当

会社の商品やサービスを動画にしてわかりやすく伝えたい。

商品制作者

作った商品や作品をいろんな人に知ってもらいたい。

経営者

自社内で使う研修動画やイベントで使う動画を作りたい。

などなどのご相談がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせくださいませ!

たみよし

動画編集者の方やWEB制作者の方も外注のご要望がありましたらご連絡ください!ご相談受付中!